本には載っていない飲食店開業

本には載っていない飲食店開業のすすめ

これから飲食店を開業しようと思う方やすでに経営してらっしゃる方に、有用な情報をお届けしたいと思っています。

めざせ飲食店開業!その1~お店を始める前に必要なこと~

はじめまして、あに様です。
私は現在飲食業の経営に携わっています。
今までの経験やこれからの出来事も含め、
これから飲食店の経営を考えている方にとってためになるようなネタを書ければいいなと思っています。
よろしくお願いいたします。

初投稿なので自己紹介でも書こうと思いましたが、、、。
ま、ぶっちゃけ誰も興味ないと思うんで書きません。
や、めんどいとかじゃないよ?ほんとだよ?

さて、今回の本題です。
飲食店を始めようと思われてる方は世の中結構いるんじゃないかなって思います。
この業界って簡単に誰でも始めれるのが最大の特徴なんですよね。
経験や知識があまりなくてもできちゃうってことです。

ただ、開業率も高いこの業界。廃業率も全業種の中でぶっちぎりで高いです。
近年のデータで全業種の廃業率がだいたい10%ぐらいだとすると、

飲食業は19%ぐらいだと言われています。
倍近いですね。
ちなみに、10年続く飲食店は10%ぐらいだそうです。

ゲロ厳しいね。

この事実をまずしっかり認識してやっていかなければなりません。

ただ、開業を考えている方は最初に大抵こういうことを考えています。
「FLコスト(原価率)をしっかり設定しよう」
「初期費用はなるべく抑えて」
「回転率をどうやってあげようか」
「価格は競合店に比べて高すぎないかな」

確かにどれも大切なことではあるかもしれません。
ただし、個人的にはもっと大切にしなければならないことがあると思っています。

それは何かを言うと、

「なんのために店をやるのか」

 

ということです。

そんなこと考えたこともない、という方。
その場で手を挙げましょう。
ええ、いいんです。私も以前はそうでした。
これを聞かれてすぐに答えれる人はとても真面目に店経営を考えていると思います。
でも、これが一番大事なんですよね。

そもそも飲食業とはサービス業です。
お客さんからすれば料理なんて家で食べればいいものをわざわざお店に行って、
しかもいつもの夕飯代よりバカ高い金を出して買うわけです。
美味しいものが食べたい、丁寧に接客でもてなしてほしい、そう思うのは至極当然です。
そのお客様にどんなサービスを提供できるのか、が大事なわけです。

この商売が成り立つには、必ず必要なものがあります。
それは「人」です。


人と人がそこにいて初めて商売になる、それが飲食店でありサービス業なのです。
当たり前と思うかもしれませんが、人は存外これを忘れてしまうんです。
つまり、他人(ひと)の気持ちをきちんと考えなければいけないってことです。
何に、どんなことに、喜んでもらえるのか、逆にされたら嫌なこともあります。

また、現代社会においてAIだとかITだとかが小粋に経済戦争などもしておりますが、
忘れてはいけないのです。どんな商売であっても最後にたどり着く場所が「人」であるということを。

私は現在携わっている飲食事業を開業するにあたって、事業計画書を作りました。
その時、思ったのです。「なんで飲食なんだっけ?」って。

時間をかけて自分と向き合い、その結果、私は事業目的という欄にこう書きました。
「人と会いに来るのが楽しみになる店にすること」

 

思い出したのです。

人の役に立って、はじめて「ありがとう」と言われる喜びを。

クレーム社会と言われるストレスとネガティブに溢れたこの日本に、

私はどうしても元気になってもらいたい、笑顔になってもらいたい。

だからこのサービス業なんだ。

それこそが私の目指すべき志しなんだと。

現在、店ではスタッフとお客様たちの笑顔であふれている、、と私は思っています。
ネットやスマホSNS、便利な世の中になっていく一方、人との繋がりはどうしても薄れがちです。
でも、私は証明したいと思ったのです。

AIもITもなくたってビジネスは成り立つのだ、と。


あなたはなんのために飲食店をやりますか?